ハーモニックマイナースケールについて
マイナースケールには3種類ありまして、前回のナチュラルマイナースケールというのはマイナースケールの中で代表的なスケールです。まずこれを基準にして他の2種類も覚えていきましょう。
今回はハーモニックマイナースケールについてです。
【短7度が長7度に】
ナチュラルマイナースケールとの音の違いは、この7度が半音上がっただけです。
短7度から見てルートは全音離れており、やや終止感に欠けてしまいます。そこで終止感を出すために7度とルートを半音の距離にしてできたのがこのハーモニックマイナースケールです。これがまず大事な特徴です、そして更にこの長7度になる事で短6度との距離が1.5音に開いているというのも特徴ですので、まずはこれらを覚えておきましょう。
今後、マイナースケール3種類のダイアトニックコードの説明もしますが、この音の変化がとても重要になるので今はとりあえず上記の事を覚えておいてください。
次回は最後のマイナースケール、メロディックマイナースケールについてです。参考になれば幸いです。