3音のコードについて、その2
3音のコードは『ルート、3度、5度』の音が重なってできたものですが、
明るいコード(メジャーコード)と暗いコード(マイナーコード)の説明を前回しました。
メジャーコードだと、ルートから3度まで2音。ここでは長3度になります。
マイナーコードだと、ルートから3度まで1.5音。ここでは短3度になります。
ルートから3度までの距離によって、コードが明るいか暗いかが決まり、それに応じて5度(ここでは完全5度)までの距離も変わります。
今回はその5度が変わったコードを紹介します。
ルートから3度までは1.5音、つまりマイナーコードの距離ですが5度を見てください。マイナーコードの場合、3度から5度までの距離は2音でしたが、『1.5音』になっています。
このように完全5度から半音下がって『減5度』になっているコードになります。ルート、3度、5度の距離が全部1.5音の間隔になっています。
これを◯m(♭5)、なんとかマイナーフラットファイブ、と言います。
コードを鳴らしたイメージは何ともおどろおどろしい雰囲気になる感じでしょうか。
さて、前回と今回で合わせて3パターンの3音のコードについて説明しました。勿論、他にも3音のコードは存在します。
しかし、まずはこの3パターンを覚えてもらうと『ダイアトニックコード』の説明がしやすくなります。ダイアトニックコードって一度は聞いた事がある方も多いかもしれませんが、そのための基礎知識をここで覚えてもらうとこの先役に立つでしょう。ダイアトニックコードについてはいずれ説明したいと思います、参考になれば幸いです。