ルートから見たそれぞれの音、その2
前回の続きですが、こちらも割と初心者のためのギターレッスン動画で説明しています。
さて、前回はドレミファソラシドの音に数字を付けて(度数)、ルートから見たそれぞれの音の距離を説明しました。
1オクターブの中には、全部で12音あります(オクターブ上のルートは除く)。前回はその中の7音を説明しましたので、今回はその残りの5音を説明します。
m…minor
aug…augment
dim…diminish
【m2】
M2の半音下の音です。ルートと半音しか離れていないので、一緒に鳴らすととても気持ち悪い印象です。
【m3】
前回のM3の半音下の音です。これで暗くなるので、マイナーコードの決め手となります。
【aug4/dim5】
P4の半音上をaug4(増4度)、P5の半音下をdim5(減5度)と言います。これもm2と同様、不協音で気持ち良くはないかと思います。
【m6】
M7の半音下の音です。半音下がってるとはいえ、耳馴染みは良い印象です。ブルースで良く使われるインターバルです。
【m7】
M7の半音下の音です。C7やらG7等で弾いてみると泥臭くなる感じです。
このように、ルートから見たそれぞれの音を説明しました。どうでしょう、それぞれ特徴があるかと思います。これを実際に弾いてみて知ってるか知っていないかで、音のかたまりであるコードを弾いた時に理解できる音は確実に変わってくるでしょう。
例えば、ある料理を食べたとして、その味付けに使われている調味料が何なのかはその調味料の味を知っていないと分かりませんし、実際に作ってみた事あるのであれば尚更理解しやすいかと思います。
ギターに置き換えれば、料理がコードで、調味料がコードの構成音。
調味料(構成音)を知っている上で料理を作ってみる(コードを弾いてみる)という感じでしょうか。
このような事を意識していれば、驚く事なかれ、音が浮き出て聴こえてくるようになります。少しずつ理解していきましょう、参考になれば幸いです。