ギターの指板の音名の覚え方
ギターは指板の音名を覚えていなくても楽しめる楽器なのですが、やはり覚えていた方がメリットはあります。
【コードが自分で作れる】
ほとんどの方がコードを押さえ方、形で覚えていると思います。その際、1番低い音がそのコードのルートになります(オンコードや転回コード、簡略されたコード等は除く)。
解放弦を含むオープンコードだとちょっとここでは複雑なので、例えばFとか全ての弦を押弦するようなバレーコードの場合、この形のままルートをずらしていけば他のコードも弾ける事になります。
バレーコードにもメジャー、マイナー、7th…色々種類がありますが、それも形でまずは覚えて、ルートをずらす、これだけなのです。そして指板の音名さえ覚えればもっと世界は広がっていくはずです。
レッスンでもかなり口を酸っぱくしてこの重要性を言ってますが、なかなかそれを実行してくださる生徒さんは割と少数です…頑張って覚えた生徒さんはやはりワンランク上にレベルアップしたな、という感触を得ます。
なので、初心者で始めた方は特に覚えてほしいです、早い方がことさら良いです。
【まずは6,5弦から覚える】
コードを弾く際、6弦ルート、5弦ルートのコードが多くありますのでまずはこの2本の弦の音名を覚えましょう。
実際に一般的な押さえ方で弾いた事があるコードもあると思います、CやらFやらGやら。
例えばG、6弦の3Fに薬指、5弦の2Fに中指…といったコードが想像できたでしょうか?その1番低い音、6弦の3FがGのルートになりますので、まずはそこの音は覚えられると思います。
この表を見て、まずは今押さえる事ができるコードのルートを確認してみると良いとます。
後は、メジャースケールの全全半全全全半、という間隔で音は進みますので、声に出しながら横移動で弾いてみるのも良い練習になります。
#や♭の付く音名はまずはCメジャースケールを軸にして逆算できるようにしましょう、まずは兎に角ドレミ〜からです。
【4,3,2弦はオクターブで覚える】
6弦、5弦を覚えたら、次はそのオクターブ上、を利用して覚えましょう。
オクターブ奏法、をご存知でしょうか。ルートとそのオクターブ上の音を弾く奏法です。この形を利用してまずは4弦、3弦を覚えます。勿論、横移動で覚えていくのもやりましょう、ここでのポイントは「音が分からなくなったらオクターブの形を思い出せ」という事です。ヒントは沢山あった方が助かります。
そして、2弦を覚える際は少し形が違います。
Cのオープンコードを弾いた事ある方は沢山いらっしゃると思いますが、この時のCのコードの薬指、人差し指の音がルートとオクターブ上の関係になります。つまり、5弦の音名をヒントにCのオープンコードをずらしていけば2弦の音名も覚える事ができます。
最後に1弦は6弦と同じ音名なので、割愛させて頂きます。勿論、3弦ルートからオクターブ奏法の形で覚える事もできますが、6弦も1弦も6弦を覚える時に一緒に覚えておきましょう。
以上、ギターの指板の音名の覚え方についての説明でした。自分なりの目印、ヒントを沢山持っている事が大事です。参考になれば幸いです。