山崎佳祐のギター道即人道ブログ

ギター・音楽を中心としたブログです。

チューニング

ギターを弾く前、そして弾いている最中に行うチューニング。

 

ギターだとレギュラーチューニングの場合、6弦からE.A.D.G.B.E.と音を合わせていくのですがレッスンをする際、このチューニングの仕方を最初に教えます、特に初心者の方にはかなり口酸っぱく。

 

そして、段々とレッスンをしていくうちに何となくですが、ある事が分かりました。

 

【例1:全くの初心者で始めて1年習っている社会人の生徒さん】

生徒さん:こんにちは(生徒さんが入って来る)。

私:こんにちは。今日は仕事早く終わったんですか?(仕事が忙しくよく遅れてくる事も)

生徒さん:はい、(チューニングをしながら)今日は早く終わったんですよ。

 

【例2:全くの初心者で始めて3年習っている学生の生徒さん】

 

生徒さん:こんにちは〜(生徒さんが部屋に入って来る)。

私:こんにちは。あれ、もうすぐテスト期間だっけ?勉強してる?

生徒さん:そうですね、英語がマジでヤバいです…!(ギターを出してそのまま構えている)

 

このようなケースがよくあります。違いは分かるでしょうか…

 

 

最初の生徒さんは部屋に入ってくるなり、会話はしながらもギターを取り出しスッとチューニングを始めました。

 

次の生徒さんは会話をしながらギターを出したのみで全くチューニングはしません、チューナーすら持って来ていない状態です。そして、弾いてみるとチューニングも狂いまくり…。勿論、始めに書いたようにこの生徒さんにもチューニングの仕方を口酸っぱく教えました、しかしやらない。

 

 

この2人の生徒さんの実力、習っている歴が短い最初の生徒さんの方が断然に上手くなっているのです。時間に余裕がある学生さんより限られた時間の中で練習をしている社会人の生徒さんです。

 

あくまで一例ですが、僕が見てきた中で

『チューニングをしっかりする生徒さんは総じて上手くなっている』

という事です。

 

やはり、チューニングをしっかり行っているという事は

1.基準の音が染み込んでいる。

2.チューニングが狂ったらすぐ分かる。

3.ピッチにシビアになる。

 

 

などと言った事があげられると思います。ギターはチューニングがくるい易いオンチな楽器とも言えるでしょう。そんな楽器でオンチのまま練習しててもオンチになっていく一方ではないでしょうか。

勿論、他にも上手くなる要因は色々とあるとは思いますが基本に忠実に、当たり前の事は当たり前にできるようになりましょう。